沖縄県石垣市崎枝公民館

あいさつ
2024年7月吉日
崎枝公民館長 石垣喜幸
私が館長を務めてきたのは、75年前の1949年に崎枝部落会を創立したメンバーに祖父である石垣蒲戸がいることもあり使命だと思いました。幼い頃の祖父の思い出ははっきりと覚えていませんが、いつもやさしい顔で見守ってくれていたように思います。
自由移民については詳しくは知りませんでしたが、入植30周年記念誌『崎枝の歩み』により、壮絶な苦難のすえ、開拓し、地域の発展に全力で取り組んできたことがわかりました。さらに祖父は戦後の開拓よりずっと前に崎枝地域を開拓した先人たちによる苦難苦闘を気遣い、無数の無縁仏の供養にも率先して取り組みました。崎枝の恩恵を受けていることを決して忘れてはいけないのだと思い知らせました。
現在崎枝地域が存在するのは75年前に自由移民として開拓した先輩方の身命を投げ打つ努力があったからこそだと思います。
崎枝公民館は現時点で約40世帯で、そのうち崎枝出身者は10世帯ほどです。時代とともに社会環境も変わり、住む人々も変わり、祭祀儀礼が簡素化されるなど多くの懸念事項がありますが、祖父をはじめ、先人たちの想像を絶する苦難の末に築き上げてきたこの崎枝の繁栄を願い、歴史を知り、理解を深めて受け継いでいくことが私たちの使命だと思っています。
トマタ松の会、崎枝小中学校、崎枝関係者のご支援を頂きながら微力ながら崎枝の発展に尽力する所存ですので、皆さまの多大なるご支援ご協力をよろしくお願いいたします。
崎枝の風景写真




崎枝の動画
崎枝の歩み
1914年
1949年
1951年
1952年4月
5月
1952年12月
1953年10月
1955年11月
1957年4月
1959年6月
1961年5月
1963年12月
1964年4月
1966年4月
1968年5月
1970年
1972年5月
1979年3月
1984年
1991年3月
1992年4月
1996年4月
崎枝村廃村となる
崎枝部落会結成 盛本英完初代会長誕生。
崎枝小学校設置陳情展開および設置場所選定。
崎枝分校設置開校。
仮校舎建設開始。
八重山丸御神崎沖沈没。行方不明32人、死者2名。
崎枝御嶽落成。
崎枝製糖工場、松川製糖工場落成。
崎枝分校小学校へ昇格。
部落電話開通。
崎枝小学校10周年、崎枝中学校開校。
水道工事竣工。
東バス学校まで開通。
電気送電開始。
公民館落成。
サーカーラー橋工事竣工。
本土復帰。
30周年記念式典。
御神崎灯台設置。
農村センター落成。
農村団地完成。
市水道導入。
崎枝の年度別世帯数・人口・児童生徒数推移

